2023年7月に、Ankerが「Eufy Smart Scale P2 Pro」のアップグレード版「Eufy Smart Scale P3」を発売していた。差額は3,000円。強気。
というわけで今回は、P3とP2 Proのどちらがいいかを調査した。個人的には、P2 Proでいいというのが結論。アップグレードは当然してるが、ダウングレードもしっかりしてる。
ボディメイクには体組成計
ボディメイクをするためには、自分の体の状況を知ることがとても大切。自分の体の状況を知るためには、体組成計は必須。
しかし、国産の体組成計は意外と高い。高機能を持つ体組成計は、数万円はする。そんな人たちへの救世主として、Ankerが同じくらいの機能を持ち、かつ1万円を切る体組成計を出している。
みんな大好きAnker
だいぶメジャーになってきたと思うけど、Ankerは中国に本社を置く企業で、Google出身のエンジニアたちによって設立された。
スマートホームのEufyブランド
そんなAnkerだが、最近はスマートホーム事業のEufyブランドにも力を入れている。
ロボット掃除機、セキュリティカメラ、と新製品が続々出てきている。+StyleやSwitchBotといったスマートホームに特化した企業に比べると商品数はまだまだ少ないけど、今後の展開に期待している。
体重体組成計「Eufy Smart Scale」

で、そんなAnkerのEufyブランドとして、新たに登場したのが「Eufy Smart Scale」。アプリと連携して、カラダの管理ができる体重体組成計。
スマートホームよりヘルスケアなイメージがあるけど、インターネットとつながってデータがオンラインで管理されるから、きっとスマートホーム。
2023年8月現在は、以下の4種類が発売されている。
- エントリーモデルの「Eufy Smart Scale C1」
- プレミアムモデル(健康管理向け)の「Eufy Smart Scale P2 」
- プレミアムモデル(トレーニング向け)「Eufy Smart Scale P2 Pro」
- 最上位モデル「Eufy Smart Scale P3」
Eufy Smart Scaleの特徴
Eufy Smart Scaleの4種類に共通する特徴をざっくりまとめると以下。
- 体重体組成計(12項目~)
- アプリ対応
- Bluetooth接続対応
- 複数人のデータ登録対応(16名~)
- Appleのヘルスケア/Google Fit/Fitbit連携対応
- 安価(3,990円~)
- 18か月保証(最大24か月保証)
安い
Eufy Smart Scaleは、3,990円~という安価ながら、体組成計として必要な測定項目をしっかりと抑えている。同じ価格帯のTANITAの体組成計が、測定項目が8項目、アプリ非対応であることを考えてもコスパがいい。
1台で家族全員分を管理できる

後、中国製の体組成計の特徴なんだけど、データ登録ができる人数がやたら多い。エントリーモデルのEufy Smart Scale C1で16名、プレミアムモデルのEufy Smart Scale P2/P2 Proで無制限。1台あれば、家族全員のデータを管理することも余裕。むしろ、多すぎる。令和2年の日本、1世帯当たり2.21人が平均だぞ。
想定としては、スポーツチームとか、老人ホームとか、集団をターゲットとしているらしい。が、Amazonに恐ろしい注意書きがあって、「※複数人または体重が3kg以内のユーザーと使用する場合、使用環境によって他のユーザーに計測データを通知する可能性があります。」とのこと。最悪の場合、自分の体の情報が全員にばら撒かれると考えると、1人で独占したい。体重は機密事項。
18か月保証
Ankerの特徴、18か月保証(Anker Japan 公式サイト会員になれば24か月保証)もしっかりついている。急な故障にも、余裕で対応できる。安心。
Eufy Smart ScaleのP3とP2 Proの違い

Eufy Smart Scaleの詳細なスペックは下記。最上位モデルのEufy Smart Scale P3とEufy Smart Scale P2 Proを比較する。
Eufy Smart Scale P3 | Eufy Smart Scale P2 Pro | |
測定項目 | 16項目 | 16項目 |
ディスプレイ表示可能項目 | 14項目 | 3項目 |
ITOコーティング | ○ | ○ |
アプリ対応 | ○ | ○ |
Bluetooth接続 | ○ | ○ |
Wi-Fi接続 | ○ | ○ |
登録可能人数 | 無制限 | 無制限 |
防水 | × | IPX5 |
ペット・赤ちゃん測定 | ○ | ○ |
3Dモデル機能 | ○ | ○ |
アプリ連携 | Appleのヘルスケア Google Fit Fitbit | Appleのヘルスケア Google Fit Fitbit |
計量範囲 | 3~150kg ※5kg以上を乗せないと自動起動しない | 0.1~150kg |
最小表示 | 50g単位(3~5kg) 100g単位(5~75kg) 200g単位(75~150kg) | 50g単位(0.1~5kg) 100g単位(5~75kg) 200g単位(75~150kg) |
計量精度 | ±50g(3~5kg) ±100g(5~75kg) ±300g(75~150kg) | ±50g(0.1~5kg) ±200g(5~75kg) ±400g(75~150kg) |
サイズ | 約32.5 × 32.5 × 2.6cm | 約28 × 28 × 2.6cm |
重さ | 約1.9kg | 約1.2kg |
電源 | 単4系アルカリ乾電池 × 4 | 単4系アルカリ乾電池 × 4 |
価格(税込) | 9,990円 | 6,990円 |
Eufy Smart Scale P3は、ディスプレイという付加価値と計量精度の向上を得て、コンパクトさと防水を失ったと言える。そしてPro P2との価格差は3,000円。
果たして、この付加価値に3,000円分の価値を感じられるかは甚だ疑問。
測定項目
測定項目 | Eufy Smart Scale P3 | Eufy Smart Scale P2 Pro |
体重(kg) | ○ | ○ |
体脂肪率(%) | ○ | ○ |
BMI | ○ | ○ |
水分量(%) | ○ | ○ |
基礎代謝量(kcal) | ○ | ○ |
内臓脂肪(レベル) | ○ | ○ |
体脂肪量(kg) | ○ | ○ |
除脂肪体重(kg) | ○ | ○ |
骨量 | ○ | ○ |
筋肉量(kg) | ○ | ○ |
心拍数(bpm) | ○ | ○ |
タンパク質(%) | ○ | ○ |
体内年齢(歳) | ○ | ○ |
骨格筋量(kg) | ○ | ○ |
皮下脂肪率(%) | ○ | ○ |
ボディタイプ | ○(Eufy独自の9パターン) | ○(Eufy独自の9パターン) |
測定項目は、Eufy Smart Scale P3とEufy Smart Scale P2 Proに差異なし。
ディスプレイ表示可能項目

Eufy Smart Scale P2 Proは「体重」、「体脂肪量」、「心拍数」の3項目が順に表示され、Eufy Smart Scale P3は「体重」が表示された後、アプリで設定した項目が表示される。表示項目の遷移も、足のタップで可能。
正直、ぼくは計測直後に「体重」が分かれば、他は特に見ようと思わない。「体脂肪率」は長期的な変化を見たいので、後からアプリでいい。
機能として差異なしと言っていい。
防水

Eufy Smart Scale P2 Proは防水規格がIPX5、つまり「あらゆる方向からの噴流水による有害な影響がない」レベル。
対して、Eufy Smart Scale P3は防水なし。
Q:本体が水に濡れても大丈夫ですか?
Anker公式サイト(Eufy Smart Scale P3製品ページ)より引用
A:いいえ。本製品は防水加工ではありません。本体に水をかけたり、濡れた足で使用しないでください。
なんで?
確かにエントリーモデルとプレミアムモデルの比較記事で、「精度悪くなるから体組成計乗るときは乾いた体が望ましいし、乾いた体で測定するなら防水機能も実質不要」って感じのこと書いたよ。
でも、「ない」より「ある」方がいいじゃん。防水だったモデルのアップグレード版って聞いたら、防水あるって思うじゃん。
洗面所とか脱衣所とか、うっかり濡れる可能性がある場所に安心して置けなくなるじゃん。体組成計を置く場所の選択肢狭まるじゃん。
という訳で、防水の観点はEufy Smart Scale P2 Proの圧勝。
計量範囲

Eufy Smart Scale P2 Proは0.1~150kgまで計量可能。対して、Eufy Smart Scale P3は3~150kgまで計量可能、かつ5kg以上を乗せなければ自動起動しない。
平均的な体格の成人や学生が使用する分には、全く問題ない。機能として差異なしと言っていい。
ただし、Eufy Smart Scaleはペット測定にも対応しているので、小型犬の体重も一緒に図りたい人には、Eufy Smart Scale P3は向いていない。適正体重が1.5kg~3.0kgのチワワとか絶対無理。ちょっと大きな4kgのチワワでも自動起動しないので、事前に人間が体組成計を押してやる必要がある。手間。
という訳で、5kg未満の小型犬も一緒に測定したい人は、Eufy Smart Scale P2 Pro。人間だけなら、機能として差異なしといっていい。
計量精度

Eufy Smart Scale P2 Proの計量精度は「±200g(5~75kg)、±400g(75~150kg)」。対して、Eufy Smart Scale P3の計量精度は「±100g(5~75kg)、±300g(75~150kg)」。
5kg以上を測定する場合、Eufy Smart Scale P3の方が100g精度が高い。ところで、100gの誤差ってそんなに気になる?ぼくはならない。
機能として差異なしといっていい。
サイズ/重さ

Eufy Smart Scale P2 Proのサイズは「約28 × 28 × 2.6cm」、重さは「約1.2kg」。対して、Eufy Smart Scale P3のサイズは「約32.5 × 32.5 × 2.6cm」、重さは「約1.9kg」。
P3の方が、縦横4.5cm、重さ0.7kg増加。サイズアップ。とはいえ、気にするほどではない。たまたま部屋にあった30×30cmの空きスペースに置こうとしている人以外は気にする必要ない。
機能として差異なしといっていい。
3,000円の差異ならEufy Smart Scale P2 Pro
機能を見た結果、Eufy Smart Scale P3とEufy Smart Scale P2 Proで迷っている人は、断然P2 Proがお勧め。
正直、P2 Proの機能そのままにディスプレイがついただけでも3,000円増は高く感じる。そのうえ、コンパクトさを失い、防水機能を失い、結果的にEufy Smart Scaleを置ける場所の選択肢を狭めている。
おそらく「ディスプレイ付きかつ一万円以下」とするために防水機能を犠牲にした企業努力だと思うけど、であればP2 Proのアップグレード版でなく、ディスプレイ付きの別ライン(ディスプレイ付きの意味を込めてD2とか)にしたほうが見え方は良かったと思う。
ぼくの中では、依然P2 Proがコスパ最強。
ただし、いちいちアプリを開くのが面倒で、測定後すぐにディスプレイで測定結果を見たいって人にはEufy Smart Scale P3がお勧め。そこに3,000円の価値を感じる人はP3。
【関連記事】プレミアムモデル同士(P2とP2 Pro)の比較記事
「Eufy Smart Scale P2」はどうなのって気になる方は以下。
【関連記事】プレミアムモデルとエントリーモデルとの比較記事
もっと機能を抑えて安価なのが欲しいって方には、同じくAnkerの「Eufy Smart Scale C1」もお勧め。
C1とP2 Proとの比較記事は以下。