コスパの良いガジェットを次々生み出していくAnkerが、2024年3月13日にシリーズ最安値となる体組成計を販売開始していた。安いもの大好きなぼくとしては、元最安の体組成計と比較してみた。(今更)
結論として、従来のエントリーモデルだった「Eufy Smart Scale C1」の存在意義がなくなった。これからエントリーモデルを買うなら、「Eufy Smart Scale A1」一択。という訳で、どうしてそう思ったかを書いていく。
ボディメイクには体組成計
ボディメイクをするためには、自分の体の状況を知ることがとても大切。自分の体の状況を知るためには、体組成計は必須。
そして2022年8月、コスパの高さで有名なAnkerが体組成計を発売した。大事件。
みんな大好きAnker
だいぶメジャーになってきたと思うけど、Ankerは中国に本社を置く企業で、Google出身のエンジニアたちによって設立された。
最も有名な製品はモバイルバッテリー。低価格かつ大容量ながら、18か月保証もついてくる太っ腹ぷりで、世間を震撼させた、ぼくは5年前から以下を使ってるけど、不満はない。
スマートホームのEufyブランド
そんなAnkerだが、最近はスマートホーム事業のEufyブランドにも力を入れている。
ロボット掃除機、セキュリティカメラ、と新製品が続々出てきている。+StyleやSwitchBotといったスマートホームに特化した企業に比べると商品数はまだまだ少ないけど、今後の展開に期待している。
体重体組成計「Eufy Smart Scale」
で、そんなEufyブランドの体重体組成計担当が「Eufy Smart Scale」。アプリと連携して、カラダの管理ができる。
スマートホームよりヘルスケアなイメージがあるけど、インターネットとつながってデータがオンラインで管理されるから、きっとスマートホーム。
今回は、エントリーモデルの新顔として「Eufy Smart Scale A1」が発売された。
Eufy Smart Scaleの特徴
Eufy Smart Scaleに共通する特徴をざっくりまとめると以下。
- 体重体組成計(12項目~)
- アプリ対応
- Bluetooth接続対応
- 複数人のデータ登録対応(16名~)
- Appleのヘルスケア/Google Fit/Fitbit連携対応
- 安価(2,690円~)
- 18か月保証(最大24か月保証)
安い
Eufy Smart Scaleは、2,690円~という安価ながら、体組成計として必要な測定項目をしっかりと抑えている。3,000円前後のTANITAの体組成計が、測定項目が8項目、アプリ非対応であることを考えてもコスパがいい。
1台で家族全員分を管理できる
後、中国製の体組成計の特徴なんだけど、データ登録ができる人数がやたら多い。エントリーモデルので16名、プレミアムモデルで無制限。1台あれば、家族全員のデータを管理することも余裕。むしろ、多すぎる。令和5年の日本、1世帯当たり2.08人が平均だぞ。
想定としては、スポーツチームとか、老人ホームとか、集団をターゲットとしているらしい。実際、公式が互いの測定値が見れないように使用する方法も公開している。
家族でそれぞれ別に管理したいです。お互いの測定値が見れないように使用することはできますか?
それぞれのスマートフォンにアプリをインストールし、各自アカウントを作成します。
引用:Anker Japan 公式オンラインサイト > Eufy Smart Scale A1
アカウント作成後、アプリを起動した状態でEufy Smart Scale A1を使用し測定します。
別のアカウントの使用者が測定する際は、該当のアカウントが登録されているアプリを起動した状態で測定してください。
※該当者以外のスマートフォンと本製品が接続されていないことをご確認ください。
18か月保証
Ankerの特徴、18か月保証(最大24か月保証)もしっかりついている。急な故障にも、余裕で対応できる。安心。
Eufy Smart ScaleのA1とC1の違い
Eufy Smart Scaleの詳細なスペックは下記。今回発売されたエントリーモデルのEufy Smart Scale A1と従来エントリーモデルのEufy Smart Scale C1を比較する。
Eufy Smart Scale A1 | Eufy Smart Scale C1 | |
測定項目 | 12項目 | 12項目 |
アプリ対応 | ○ | ○ |
Bluetooth接続 | ○ | ○ |
Wi-Fi接続 | × | × |
登録可能人数 | 16名 | 16名 |
防水 | × | × |
ペット・赤ちゃん測定 | × | × |
3Dモデル機能 | × | × |
アプリ連携 | Appleのヘルスケア Google Fit Fitbit | Appleのヘルスケア Google Fit Fitbit |
計量範囲 | 5~150kg | 5~150kg |
最小表示 | 100g単位(5~75kg) 200g単位(75~150kg) | 100g単位(5~75kg) 200g単位(75~150kg) |
計量制度 | ±200g(5~75kg) ±400g(75~150kg) | ±200g(5~75kg) ±400g(75~150kg) |
サイズ | 約26 × 26 × 2.3cm | 約28 × 28 × 2.3cm |
重さ | 約1.1kg | 約1.2kg |
電源 | 単4形マンガン乾電池 × 3 ※単4系アルカリ乾電池も使用可能 | 単4系アルカリ乾電池 × 3 |
価格(税込) | 2,690円 | 3,990円 |
結論から言うと、機能面で差異はない。サイズが縦横2mmコンパクト化して、価格が1,300円安くなったのが「Eufy Smart Scale A1」。とんでもない。
どこかに「Eufy Smart Scale C1」の勝っているところがあるはずだと説明書を読みふけったが、見つけることができなかった。ごめんC1。
測定項目
測定項目 | Eufy Smart Scale A1 | Eufy Smart Scale C1 |
体重(kg) | ○ | ○ |
体脂肪率(%) | ○ | ○ |
BMI | ○ | ○ |
水分量(%) | ○ | ○ |
基礎代謝量(kcal) | ○ | ○ |
内臓脂肪(レベル) | ○ | ○ |
体脂肪量(kg) | ○ | ○ |
除脂肪体重(kg) | ○ | ○ |
骨量 | ○ | ○ |
骨量(%) | ○ | ○ |
筋肉量(kg) | ○ | ○ |
筋肉率(%) | ○ | ○ |
心拍数(bpm) | × | × |
タンパク質(%) | × | × |
体内年齢(歳) | × | × |
骨格筋量(kg) | × | × |
皮下脂肪率(%) | × | × |
ボディタイプ | × | × |
測定項目ももちろん変わらない。体重、体脂肪率、筋肉量が収集できるので十分。
物足りなさを感じるのはアスリートクラスくらい。
最大の強みは立て掛け保管可能
後、まったく強調されていないけど「Eufy Smart Scale A1」にはもう一つ最大の進化がある。
それが、立て掛け保管可能なこと。
従来のEufy Smart Scaleシリーズは、立て掛け保管をすると測定精度が著しく落ちるため、常に床へ置いておく必要があった。
対してA1は、Eufy Smart Scaleシリーズ初の立て掛け保管対応版。(カスタマーサポートへ確認済み)これは強すぎる。どうして、公式ホームページでこれを推さないのかわからない。
体組成計最大の課題は保管方法
というのも、体組成計最大の問題は保管方法。
自宅の床面積が小学校の体育館並みに広いならばいざしれず、狭い日本の家では常に床に置かれている体組成計ははっきりいって邪魔。踏む。
なので、棚の下の隙間に差し込むか、壁に立て掛けて使う時だけ取り出す、というのが理想の在り方だった。だが、立て掛け保管可能な体組成計は意外と少ない。
おまたせしました。Anker、理想の保管方法を叶えます。
【結論】エントリーモデルは「Eufy Smart Scale A1」一択
という訳で、体重と体脂肪率が測れればいいやってエントリーモデルを考えている人は、「Eufy Smart Scale A1」一択。これ以上の選択肢がない。
Wi-Fi機能がないので測定前にスマホのアプリを開く必要はあるが、安いから文句はない。
いままでありがとう「Eufy Smart Scale C1」
今回の記事ではひたすらA1を持ち上げたが、A1が出るまでは「Eufy Smart Scale C1」がエントリーモデル担当として安価な体組成計を世の中に提供してくれたのは確か。そこに関しては感謝しかない。
しかし、時代は移り変わる。C1は役目を終えた。もうゆっくり休んで欲しい。今までありがとう、C1。
【関連記事】Wi-Fi機能を持つ「Eufy Smart Scale P2 Pro」
エントリーモデルでは物足りないって人は、Wi-Fi機能を持っていて測定前にアプリを開く必要がなく、かつ防水機能をもつこちらがお勧め。
比較記事はこちら。
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