Ankerが国産とは比べ物にならないくらいコスパのいい体組成計「Eufy Smart Scale P2 Pro」を出してたから定期的にウォッチしてたんだけど、いつのまにやら「Eufy Smart Scale P2」が発売されていた。「Pro」が消えて、1,000円の値下がり。
というわけで、P2とP2 Proのどちらがいいかを調査した。個人的には、差額が1,000円ならP2 Proでいいんじゃないかと思った。
ボディメイクには体組成計
ボディメイクをするためには、自分の体の状況を知ることがとても大切。自分の体の状況を知るためには、体組成計は必須。
しかし、国産の体組成計は意外と高い。高機能を持つ体組成計は、数万円はする。そんな人たちへの救世主として、Ankerが同じくらいの機能を持ち、かつ1万円を切る体組成計を出している。
みんな大好きAnker
だいぶメジャーになってきたと思うけど、Ankerは中国に本社を置く企業で、Google出身のエンジニアたちによって設立された。
スマートホームのEufyブランド
そんなAnkerだが、最近はスマートホーム事業のEufyブランドにも力を入れている。
ロボット掃除機、セキュリティカメラ、と新製品が続々出てきている。+StyleやSwitchBotといったスマートホームに特化した企業に比べると商品数はまだまだ少ないけど、今後の展開に期待している。
体重体組成計「Eufy Smart Scale」
で、そんなAnkerのEufyブランドとして、新たに登場したのが「Eufy Smart Scale」。アプリと連携して、カラダの管理ができる体重体組成計。
スマートホームよりヘルスケアなイメージがあるけど、インターネットとつながってデータがオンラインで管理されるから、きっとスマートホーム。
2023年5月現在は、以下の3種類が発売されている。
- エントリーモデルの「Eufy Smart Scale C1」
- プレミアムモデル(健康管理向け)の「Eufy Smart Scale P2 」
- プレミアムモデル(トレーニング向け)「Eufy Smart Scale P2 Pro」
Eufy Smart Scaleの特徴
Eufy Smart Scaleの3種類に共通する特徴をざっくりまとめると以下。
- 体重体組成計(12項目~)
- アプリ対応
- Bluetooth接続対応
- 複数人のデータ登録対応(16名~)
- Appleのヘルスケア/Google Fit/Fitbit連携対応
- 安価(3,990円~)
- 18か月保証(最大24か月保証)
安い
Eufy Smart Scaleは、3,990円~という安価ながら、体組成計として必要な測定項目をしっかりと抑えている。同じ価格帯のTANITAの体組成計が、測定項目が8項目、アプリ非対応であることを考えてもコスパがいい。
1台で家族全員分を管理できる
後、中国製の体組成計の特徴なんだけど、データ登録ができる人数がやたら多い。エントリーモデルのEufy Smart Scale C1で16名、プレミアムモデルのEufy Smart Scale P2/P2 Proで無制限。1台あれば、家族全員のデータを管理することも余裕。むしろ、多すぎる。令和2年の日本、1世帯当たり2.21人が平均だぞ。
想定としては、スポーツチームとか、老人ホームとか、集団をターゲットとしているらしい。が、Amazonに恐ろしい注意書きがあって、「※複数人または体重が3kg以内のユーザーと使用する場合、使用環境によって他のユーザーに計測データを通知する可能性があります。」とのこと。最悪の場合、自分の体の情報が全員にばら撒かれると考えると、1人で独占したい。体重は機密事項。
18か月保証
Ankerの特徴、18か月保証(Anker Japan 公式サイト会員になれば24か月保証)もしっかりついている。急な故障にも、余裕で対応できる。安心。
Eufy Smart ScaleのP2とP2 Proの違い
Eufy Smart Scaleの詳細なスペックは下記。健康管理向けのEufy Smart Scale P2とトレーニング向けのEufy Smart Scale P2 Proを比較する。
Eufy Smart Scale P2 | Eufy Smart Scale P2 Pro | |
測定項目 | 15項目 | 16項目 |
ITOコーティング | × | ○ |
アプリ対応 | ○ | ○ |
Bluetooth接続 | ○ | ○ |
Wi-Fi接続 | ○ | ○ |
登録可能人数 | 無制限 | 無制限 |
防水 | IPX5 | IPX5 |
ペット・赤ちゃん測定 | ○ | ○ |
3Dモデル機能 | ○ | ○ |
アプリ連携 | Appleのヘルスケア Google Fit Fitbit | Appleのヘルスケア Google Fit Fitbit |
計量範囲 | 0.1~150kg | 0.1~150kg |
最小表示 | 50g単位(0.1~5kg) 100g単位(5~75kg) 200g単位(75~150kg) | 50g単位(0.1~5kg) 100g単位(5~75kg) 200g単位(75~150kg) |
計量精度 | ±50g(0.1~5kg) ±200g(5~75kg) ±400g(75~150kg) | ±50g(0.1~5kg) ±200g(5~75kg) ±400g(75~150kg) |
サイズ | 約28 × 28 × 2.6cm | 約28 × 28 × 2.6cm |
重さ | 約1.2kg | 約1.2kg |
電源 | 単4系アルカリ乾電池 × 4 | 単4系アルカリ乾電池 × 4 |
価格(税込) | 5,990円 | 6,990円 |
Eufy Smart Scale P2とEufy Smart Scale P2 Proは、ほとんど機能が変わらず、価格差は1,000円。
測定項目
測定項目 | Eufy Smart Scale P2 | Eufy Smart Scale P2 Pro |
体重(kg) | ○ | ○ |
体脂肪率(%) | ○ | ○ |
BMI | ○ | ○ |
水分量(%) | ○ | ○ |
基礎代謝量(kcal) | ○ | ○ |
内臓脂肪(レベル) | ○ | ○ |
体脂肪量(kg) | ○ | ○ |
除脂肪体重(kg) | ○ | ○ |
骨量 | ○ | ○ |
筋肉量(kg) | ○ | ○ |
心拍数(bpm) | × | ○ |
タンパク質(%) | ○ | ○ |
体内年齢(歳) | ○ | ○ |
骨格筋量(kg) | ○ | ○ |
皮下脂肪率(%) | ○ | ○ |
ボディタイプ | ○(Eufy独自の9パターン) | ○(Eufy独自の9パターン) |
測定項目は、Eufy Smart Scale P2が15項目で、Eufy Smart Scale P2 Proが16項目。Eufy Smart Scale Pro P2にのみある測定項目は、「心拍数」の1項目。
測定項目もほとんど変わらない。
測定項目「心拍数」
Eufy Smart Scale P2 Proは「心拍数」を測定できることがP2にない強みだが、ちょっと聞きたい。体組成計乗ってる時の心拍数を知りたいだろうか?
心拍数が知りたいときは、有酸素運動してる時くらいで、別に体組成計乗ってる時に知りたくない。ぼくはどうでもいい。
機能として差異なしと言っていい。
ITOコーティング
Eufy Smart Scale P2はITOコーティングがなくて、Eufy Smart Scale P2 ProはITOコーティングがある。
ITOコーティングは、足を乗っけるガラスパネル全体をセンサーエリアにできる技術で、どの位置に乗っても正確な計測ができるようになる。銀色の丸いやつ目掛けて足を伸ばす必要がなくなる。
乗る位置で測定に失敗するストレスを考えれば、ITOコーティングは少しお金を出してでも欲しい。P2 Proの強みと言える。
1,000円の差異ならEufy Smart Scale P2 Pro
機能を見た結果、Eufy Smart Scale P2とEufy Smart Scale P2 Proで迷っている人は、断然P2 Proがお勧め。
心拍数が測れることはどうでもいいが、足を乗せる位置を気にしなくていいITOコーティングのために1,000円なら全然出せる。体組成計の寿命は5年前後と言われているので、1年に200円の差と考えれば、出さない理由がない。
一応、Eufy Smart Scale P2を買うべき人を上げておくと、今余分な1,000円を使うと明日の食費がなくなって餓死しかねない人か、どうしてもProのデザインがダサくて受け入れられない人。
まあ、ぼくはProの方がスタイリッシュで格好いいと思う。
【関連記事】エントリーモデルとの比較記事
ちなみに、もっと機能を抑えて安価なのが欲しいって方には、同じくAnkerの「Eufy Smart Scale C1」もお勧め。
C1とP2 Proとの比較記事は以下。
【関連記事】最上位モデルとの比較記事
2023年7月に「Eufy Smart Scale P2 Pro」のアップグレード版である「Eufy Smart Scale P3」が発売開始した。
P2 ProとP3の比較記事は以下。