【熱破壊式】医療脱毛の種類と効果の違い【蓄熱式】

脱毛
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医療脱毛を行うために脱毛クリニックへ行くと、クリニックによっては脱毛器の希望を訊かれる。が、脱毛クリニックで働いている訳でもない、これから脱毛を始めようという素人が判断できる訳もない。

判断するためには、医療脱毛の種類と効果を理解したうえで、自分の希望に合うものを選ぶしかない。

というわけで今回は、医療脱毛の種類と効果の違いについて解説する。これから脱毛クリニックに通う予定の人に、ぜひ読んで欲しい。

医療脱毛の仕組み

医療脱毛の仕組みはシンプル。レーザーを照射して、発毛に関わる器官を破壊する。それだけ。

もう少し詳しく言うと、肌にレーザーを照射すると、毛穴の中にある黒い毛に熱が吸収される。外を歩いていると、髪の毛がやたら熱くなってるイメージ。

で、毛はたんぱく質の塊なので、熱を加えると当該器官が固まり、固まると毛を伸ばすことができなくなる。

例えるなら人体は卵

「たんぱく質の塊に熱を加えると固まる」の身近な例が卵。卵はたんぱく質の塊で、生卵はトロトロとしているが、生卵に熱を加えると固まってゆで卵になる。毛でも、これと同じことが起こる。

生卵(毛が伸びる状態)に熱を加えて、ゆで卵(毛が伸びない状態)にする。これが医療脱毛の正体。ちなみに、ゆで卵を放っておいても生卵に戻ることがないように、一度破壊した器官は自動的に戻ることはない。つまり、脱毛した場所から毛は二度と生えてくるようにならず、永久脱毛が完成する。

医療脱毛には2種類ある

そんな医療脱毛には、メジャーな脱毛方法が2種類存在する。熱破壊式と蓄熱式だ。

最初に説明した通り、どちらもレーザーを照射して、熱で当該器官を破壊するということは共通している。違うのは、「レーザーを照射する場所」と「レーザーの出力の強さ」。

熱破壊式

熱破壊式は、毛根(毛乳頭と毛母細胞)に目掛けて強めのレーザーを1発照射し、一気に熱を送り込む。レーザーの出力の強さ=痛みの強さなので、シンプルに痛い。輪ゴムではじかれる痛みがあると言われているのがこっち。

蓄熱式

蓄熱式は、バルジ領域に目掛けて弱めのレーザーを何発も照射し、じわじわと熱を送り込む。熱破壊式よりもレーザーの出力が弱いので、痛みがない(または痛みが小さい)。痛みなく脱毛できる方法として、最近人気急上昇中。

熱破壊式の特徴

熱破壊式の特徴として、以下の4つがある。

痛みが大きい

強いレーザーを1発照査する性質上、痛みが大きい。一般的に、輪ゴムではじかれたくらいの痛みと言われている。ただし、脱毛クリニックの場合は、脱毛の施術中に麻酔が使えるため、痛みの軽減ができる。

即効性がある

毛根を破壊する性質上、即効性がある。翌日~1週間で毛がぽろぽろと抜け落ち、脱毛の効果を感じやすい。

太い毛に効果が大きい

メラニン色素に強く反応する性質上、太い毛に効果が大きい。毛の太い部位、例えばヒゲやワキやVIOにはより脱毛の効果を感じやすい。

実績が多い

熱破壊式の脱毛器は1997年に実用化され、日本に輸入されている。そのため、日本での脱毛の実績も多い。

代表的な熱破壊式の医療脱毛器

CANDELAより引用

有名どころは以下。

  • ジェントルレーズプロ
  • ジェントルYAG Pro-U
  • ライトシェアデュエット

蓄熱式の特徴

蓄熱式の特徴として、以下の4つがある。

痛みが小さい

弱いレーザーを何発も照査する性質上、痛みが小さい。一般的に、痛みがないか、熱いマグカップを肌に当てられているくらいの痛みと言われている。個人的には、「時々小さな静電気が起こる」感覚。

即効性がない

バルジ領域を破壊する性質上、今の毛を落とすというより次の毛を生やさないことを重視しているので、即効性がない。3~4週間かけて、ゆっくりと毛が抜け落ちていく。

産毛にも効果が大きい(らしい)

熱破壊式よりは蓄熱式の方が、産毛に効果が大きいと言われている。理由は知らないが、だいたいどこのWebサイトを見ても書いている。が、ぼくは脱毛クリニックでほぼ産毛しか生えてない場所に対して、看護師から「剛毛化のリスクがあるから照射は止めた方がいいと思います」と言われたので、信用していない。

実績が少ない

蓄熱式によって破壊する「バルジ領域」は、2000~2001年に発見された領域。当然、発見後から蓄熱式の脱毛器開発が始まっているので、1997年には実用化されていた熱破壊式と比べると後発組。実績は少なめ。

代表的な蓄熱式の医療脱毛器

株式会社メディカル ユーアンドエイから引用

有名どころは以下。

  • メディオスター Next PRO
  • メディオスターモノリス
  • ラシャ

どっちがいいのか

熱破壊式と蓄熱式、結局どちらがいいのかというと、人によるとしか言えない。

熱破壊式がお勧めの人

  • 実績重視で確実に効果のある脱毛をしたい人
  • 痛みが大好きなマゾヒストな人
  • 即効で成果を実感したい人
  • 剛毛な人
  • ヒゲ、脇、VIOといった毛の太い部位を脱毛したい人
  • 肌が強い人(レーザーの出力が強いと肌への負担も大きい)

蓄熱式がお勧めの人

  • 理論的に正しければ実績少なくても大丈夫っしょと考えられる人
  • とにかく痛みなく脱毛したい人
  • 一年後に抜けてれば一か月後の実感なんていらないさと気長に待てる人
  • 薄毛な人
  • 腕や足と言った毛の細い部位を脱毛したい人
  • 肌が弱い人

続けられる脱毛を選ぼう

結局、自分にとって医療脱毛を続けるモチベーションを維持できる方を選ぶのがいい。

痛みに弱い人は熱破壊式を絶対に続けられないし、頑張った分だけ成果がすぐ出ないと嫌な人は蓄熱式を絶対に続けられない。効果が小さいとしても、やらないよりはやるほうが絶対に脱毛効果はある。自分はこっちが向いてる、と決めた脱毛器と添い遂げよう。失敗なんてない。

というか、失敗したなー合わなかったなーと思えば、もう一つの方へ浮気すればいい。脱毛クリニックの看護師と相談しつつ、都合のいい時に都合のいい脱毛器を使うのも問題なし。

人間相手に浮気をしたらその先に待つのは地獄だけど、脱毛器相手に浮気をしてもストレスなく脱毛ができるという天国しかない。脱毛器相手とならがんがん浮気をしよう。

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