【メンズスキンケア】正しい洗顔のやり方【始まりにして頂点】

スキンケア
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洗顔してますか、という質問には、ほとんどの男性が「はい」と答えるだろう。個人的に、男性は女性よりも洗顔が好きだと思っている。居酒屋のおしぼりで顔を拭くし、理容室で髪切った後に顔を拭くし、何もなくても素手で顔を拭く。メイクが落ちるのを恐れる女性に比べて、顔の異物が気になる生物。それが男性。

ただ、おしぼりで顔を拭くことからもわかるように、洗顔は好きだけど洗顔は下手だと言う、下手の横好き状態になっている。すごくもったいない。

というわけで今回は、正しい洗顔のやり方を解説する。顔を湿らせれば洗顔、と考えていた男性に是非読んで欲しい。

男性は意外と洗顔が好き

男性は肌に気を使ってないんでしょ、と考えている全女性の皆さま、安心してほしい。男性は意外と、洗顔だけはきっちりとしている。

株式会社グラツィアより引用

株式会社グラツィアが2020年11月に公開した「美肌男子とwithコロナ」によると、洗顔をしている男性は97.1%以上。スキンケアをしてないしてないと言いつつ、洗顔だけはきっちりする。これが男性。

洗顔のタイミングは、朝だけとか、夜だけとか、朝夜とか、人によってバラバラだろうが、とにかく洗顔はしている。

最初に書いたように、居酒屋のおしぼりで顔を拭くし、理容室で髪切った後に顔を拭くし、何もなくても素手で顔を拭く。男性は、24時間365日顔をすっきりさせる方法を考えて実践している。まあ清潔。

ただし洗顔が下手

ただし、洗顔が下手。本当に下手。

肌を傷つけて将来顔がシワシワになることを知ってか知らずか、居酒屋のおしぼりで顔をごしごしと拭くと、なんならお風呂に入ってるとき、シャワーから出るお湯を顔面にダイレクトに当てて洗顔と名乗っている人もいる。やばい。

洗顔は好きだが、洗顔ができていない。それが男性。将棋の駒を持ちながら、「チェックメイト!」って叫んでるくらいに、やりたいこととやってることがあってない。

おしぼりとシャワーの何が駄目なのか

「いやいや、おしぼりで拭いてもいいじゃん」って思う人もいると思うが、洗顔的にはNG。洗顔は、肌をごしごしと擦ってはいけない。おしぼりで顔を拭くのは、まさにごしごし擦る行為。最悪。

「いやいや、シャワーで顔を洗ってもいいじゃん」って思う人もいると思うが、洗顔的にはNG。洗顔をしている顔というパーツは、デリケート。シャワーの勢いよく出てくる水は、軽率に肌にダメージを与える。

どちらの行動も、未来の自分にシワを刻んでいるようなもの。将来シワシワの顔を目指しているというのであれば推奨するが、大半の人はなるべく若々しくいたいと考えているだろう。そんな人は、おしぼり拭きもシャワーダイレクトあても、決してやってはいけない。

重要なポイント5つ

悪い例ばかり書いても意味がないので、ここからは洗顔をする際の重要なポイントを書いていく。洗顔の重要なポイントは、以下の5つ。

  • 水の温度
  • 洗顔料の泡立て
  • 肌を擦らない洗顔
  • 洗顔料の短時間での流し
  • 優しい拭き取り

水の温度

洗顔は、ぬるま湯で行う。具体的には、32度が基準。

というのも洗顔は、顔の上に乗っている無駄な皮脂を落とす行為。で、皮脂は30度以上で溶け始める性質をもつため、皮脂汚れを落とすためには30度以上が必須。

ただし、30度以上であればいいのかというと、そんなことはない。皮脂は、多すぎると肌にとって悪影響だが、少なすぎても悪影響。適度に落とすことが重要だ。水の温度が熱すぎると、皮脂汚れだけでなく皮膚の健康のために必要な皮脂まで落としてしまい、かえって肌に悪くなる。

具体的には、必要な皮脂まで落としてしまうと、肌が乾燥したり、紫外線のダメージを受けやすくなったりというデメリットがある。いい塩梅に汚れを落としてくれるのが、32度という魔法の数字。

洗顔料の泡立て

洗顔料は、泡立てて使う。

ドラッグストアで売られている洗顔料は、チューブタイプが多く、半固形のチューブを手に落として使っていることだろう。が、丁寧に泡立てている人がどの程度いるだろうか。

洗顔料は、基本的に泡立てたうえで肌に乗せることを前提に作られている。逆を言えば、泡立ててない洗顔料を肌に乗せて、肌の上でぐりぐり擦っていると、本来の使い方と違い、肌が傷ついてしまう。どんない高い洗顔料を買っても、肌にダメージを与える結果になる。

もっとも、泡立てて使うことを前提にしているにもかかわらず、洗顔料を手だけで泡立てるのは難しい。完全い洗顔料の設計ミス。その対策としては、泡立てネットを買うのがお勧め。泡立てネットに洗顔料を落としてごしごしと擦れば、あっという間にアワアワになる。

もしくは、泡立った状態の洗顔料を出してくれるボトル型の泡立て洗顔料であれば、泡立てるという過程が不要で、泡立った洗顔料を使うことができる。お勧め。

肌を擦らない洗顔

洗顔は、手と顔を強く擦らずに行う。要するに、肌と肌で摩擦を起こさないようにする。

一見、ごしごしと肌を擦り合わせたほうが、汚れが落ちる気はすると思う。雑巾で床を拭くのならばそれでもいいが、肌は床よりもデリケート。強くこすりすぎると、逆にダメージを受けてしまう。

なので、泡だけをなぞって肌に広げるイメージで、洗顔料を広げていく。額や鼻のような毛穴の汚れが気になる場所も、擦るのではなくて、泡を手で押し込むイメージでポンポンとする。

繰り返すが、そういう理由でおしぼりで顔をごしごしするのは論外。肌に何百発も剣を打ち込んで、自傷しているようなもの。肌は擦らない、これ鉄則。

洗顔料の短時間での流し

洗顔料をつけた後は、なるべく短時間で流す。

洗顔料は、肌にさえ触れていれば、肌から皮脂汚れをがんがんと落としていってくれる。優秀。逆を言えば、洗顔料を長時間つけてしまうと、皮脂汚れを取りすぎてしまう。基本は10~20秒くらいで、さっと洗い流す。

加えて、洗い残しには気を付ける。特に、生え際あたりの洗い残しは目立つので、ちゃんと流せたか確認する。生え際の肌が衰え、顔が綺麗になったけど、髪の生え際がどんどん後退していくとか笑えない。

優しい拭き取り

洗顔料を洗い流した後は、優しく拭き取る。

これも「肌を擦らない洗顔」と同じだが、タオルで顔をごしごしと拭くと、やっぱり肌のダメージとなり、将来のシワに繋がる。できるだけ清潔で吸水性のあるタオルで、やさしくポンポンと肌に当てて、擦らず水を落とすことを意識する。

洗顔後は速やかに保湿する

さて、洗顔の後に忘れてはいけないのが保湿。

洗顔した後は、無駄な皮脂が取り除かれている一方で、必要な皮脂も多少落ちて、肌のバリア機能が落ちている。肌のバリア機能が落ちている時は、外部から肌に水分を補充しやすいし、逆に水分が蒸発して肌乾燥しやすい。非常にデリケートな状態になる。

なので、洗顔後に速やかに保湿をするか否かで、肌の状態が決まる。

お風呂から出たらすぐ、可能であれば化粧水と乳液、面倒であればせめてオールインワンジェルを肌に塗り、水分の蒸発を防ぐことで、瑞々しい肌を維持できる。

スキンチェッカーを使えば、肌の状態を確認できるのでお勧め。

せっかく洗顔するなら丁寧に

洗顔は、スキンケアも美容も大嫌いな男性にとって、唯一抵抗なくできる美容。嫌いなものは続かないが、好きなものは続く。

どうせ洗顔をするのならば、肌に優しく、未来の自分に易しい洗顔をする方が、トータルの幸福度は高い。

これからは居酒屋のおしぼりなんて手を拭いた後は投げ捨てて、未来の綺麗な肌を目指していこう。

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