【2022年秋リニューアル】カウブランド 無添加泡の洗顔料レビュー

スキンケア
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愛用しているカウブランドの泡の洗顔料が、2022年秋にリニューアルされた。200mlから160mlへ。容量減。つらい。

で、他のメーカーに乗り換えるべきか否かを判断するため、リニューアルによって何が変わったのかを調べてみた。

【悲報】容量減セラミド減のリニューアル版

出典:牛乳石鹸共進社株式会社

結論から言うと、「カウブランド 無添加泡の洗顔料」は、お値段据え置きで容量が200mlから160mlに減り、セラミドによる保湿からセラミド+ヒアルロン酸+アミノ酸による保湿へと変更されている。

正直、コロナとかロシアとウクライナのあれとか円安とかで、値上げもやむなしとは思う。が、悲しい物は悲しい。

お値段据え置きの定価700円代でセラミドを維持してくれているので、必死に企業努力をしてくれたんだろうと前向きに考えつつ、リニューアルによる変化を詳しく見ていく。

カウブランドの概要

出典:牛乳石鹸共進社株式会社

今回レビューするのは、「カウブランド 無添加泡の洗顔料」。

カウブランドは、日用品メーカーである牛乳石鹸共進社株式会社が提供するブランドの一つ。最も有名なのが、赤箱・青箱と呼ばれる牛乳石鹸。安いし、肌に優しいしで、特に肌の弱い人からの高い支持を得ている。

COW BRAND 無添加フェイスケア

で、今回レビューする泡の洗顔料は、カウブランドの中の「COW BRAND 無添加フェイスケア」と呼ばれるシリーズ。読んで字のごとく、肌に優しい無添加のフェイスケア商品がラインナップされている。

洗顔料とか、化粧水とか、乳液とかがラインナップされている。

なぜ表記がカウブランドでなくCOW BRANDなのかは不明。

肌に優しい四つの理由

COW BRAND 無添加フェイスケアシリーズが肌に優しい理由は、以下の4つが挙げられている。

  • 無添加
  • 厳選素材・低刺激処方
  • 素肌と同じ保湿成分配合
  • 皮ふ科医による安全性テスト済み

素材にこだわってるし、テストもちゃんとやってるよ、ということらしい。

無添加泡の洗顔料の特徴

出典:牛乳石鹸共進社株式会社

「カウブランド 無添加泡の洗顔料」は、フェイスケアシリーズの中での洗顔料担当。ポンプ式になっており、ポンプを押すだけで泡立ち終えた洗顔料が出てくる。泡立ちネットで泡立てる必要がないから楽。

植物性アミノ酸系洗浄成分を配合しており、肌への刺激を押さえている。逆を言えば、洗浄力は低めなので、メイクをしてたり日焼け止めを塗っている場合は、別途クレンジングオイルが必要。

クレンジングオイルと併用か、起床直後や一日中家に引きこもって日焼け止めつけてない日とかに使うのがお勧め。

リニューアル前後のパッケージ比較

説明を終えたので、いよいよリニューアル前後の変更点に踏み込んでいく。昨今の日本は絶賛物価が高騰しているので、無添加泡の洗顔料も原材料を抑えてきただろうと予想できるので、覚悟してみていく。

容量が200mlから160mlへ

一番わかりやすい違いは容量。およそ2割減。

前から見た感じは、写真では大きな変化は感じない。

横から見ても、写真では大きな変化は感じない。

実際に手に持つと、「あれ、少し痩せた?気のせい?」くらいに感じるけど、その程度。

外観がより優しい雰囲気へ

後は、ピンクの色味がより薄くなっている。なんとなく、薄い方がより優しい印象を受ける。

表面はセラミド押しから素肌由来保湿成分押しへ

表面を見てみると、大きな変更点は3つ。

1.「COW BRAND」の追加

ブランドイメージの統一とか、人間の見やすさを考慮した結果だと思う。

2.「無添加の文字」と「無添加の理由」の位置が逆転

同上。

3.「セラミド(保湿成分)配合」から「素肌由来保湿成分配合」へ変更

問題は3つ目。配合の目玉が変わったこと。裏面に書いてあるんだけど、素肌由来成分は「セラミド・ヒアルロン酸・アミノ酸(グリシン)」を指す。素肌由来成分と書くと改良にも見えるけど、実際は保湿成分に対して、高価なセラミドの割合を減らして、安価なヒアルロン酸を増やした感じ。

裏面は強調する文言の変更へ

裏面を見てみると、大きな変更点は5つ。

1.「デリケート肌を考えた無添加・低刺激処方」から「乾燥しがちなデリケート肌も、うるおう素肌へ」へ変更

「無添加・低刺激処方」という成分観点の言い回しから、「うるおう素肌へ」と効果観点の言い回しへ変更した印象。

2.「防腐剤」から「バラベンなどの防腐剤」へ変更

「バラベンフリー」という言葉もあるので、より消費者の興味を引くキャッチーな言葉を追加した印象。

3.「敏感肌の方によるパッチテスト済」を追加

敏感肌の人がより安心できるよう、敏感肌の人でも大丈夫ですよと強調した印象。

4.「植物性アミノ酸系洗浄成分のもっちり泡で、やさしくケア」を削除

おそらく文字数の都合で削除。公式サイトには「植物性アミノ酸系洗浄成分」の文言が残っているので、「植物性アミノ酸系洗浄成分」自体がなくなった、とかではない。

5.「セラミド(保湿成分)配合」から「素肌と同じ保湿成分in セラミド・ヒアルロン酸・アミノ酸(グリシン)」へ変更

表面の時に説明したので省略。

リニューアル前後の成分比較

次に、成分の比較。洗顔料の裏面に記載されている成分名を以下に示す。

リニューアル前の成分

成分名配合目的
ベース成分
DPG保湿成分
PEG-400ベース成分
ラウロイルメチルアラニンNa洗浄成分
ココイルグルタミン酸Na洗浄成分
ラウリルヒドロキシスルタイン洗浄成分
セラミドNG保湿成分
ラウロイルアスパラギン酸Na洗浄成分
PEG-60水添ヒマシ油ベース成分
ラウリン酸ベース成分
クエン酸ベース成分

リニューアル後の成分

成分名配合目的
ベース成分
DPG保湿成分
ラウロイルメチルアラニンNa洗浄成分
PEG-400 ベース成分
ラウロイルアスパラギン酸Na洗浄成分
ラウリルヒドロキシスルタイン洗浄成分
ポリグリセリン-10保湿成分
ヒアルロン酸Na保湿成分
セラミドNG保湿成分
グリシン保湿成分
ココイルグルタミン酸Na洗浄成分
ラウリン酸グリセリル洗浄成分
ラウリルベタイン洗浄成分
PEG-2Мベース成分
ラウリン酸ベース成分
クエン酸ベース成分

リニューアル前後の変更点

洗顔料に記載されている成分名は、量の多い順に並んでいるので、リニューアル前後でPEG-400とラウロイルメチルアラニンNaの量が逆転していたり、ベース成分のPEG-60水添ヒマシ油がPEG-2Мに変わっていたり、細かい成分調整がされていることがわかる。

後、「セラミドNG」が担っていた保湿成分を、「ヒアルロン酸Na」、「セラミドNG」、「グリシン」へと変更されていることもわかる。この3種類が、「素肌と同じ保湿成分」の正体。

記載順から、量は「ヒアルロン酸Na > セラミドNG」。たっぷりヒアルロン酸。

リニューアル前後の保湿成分比較

保湿成分の変更が保湿力にどの程度の影響を与えるかについては、保湿成分が持つ保湿効果を見ると分かりやすい。

セラミドNG

セラミドは、保湿成分の中でも保湿力がダントツに高いキングオオブ保湿成分。セラミドNGは、セラミドの中でも、高い保湿力と肌のバリア改善効果がある。

セラミドNGの特徴は以下。

  • 肌の表面に潤いを与える
  • 肌のバリア機能を正常化する

ヒアルロン酸

ヒアルロン酸は、1gで6リットルの水分を抱え込むことができる保湿成分。セラミドには劣るが、高い保湿力を持つ。

ヒアルロン酸Naの特徴は以下。

  • 肌の表面に潤いを与える(即効で)

アミノ酸

グリシン(アミノ酸)は、肌の天然保湿因子(NMF)の主要成分。これも保湿力を持つ。

グリシンの特徴は以下。

  • 肌の表面に潤いを与える(緩やかに)
  • 弱った肌(乾燥肌含む)のバリア機能を正常化する

リニューアル前後の保湿効果の変更点

つまり、「セラミドNG」を減らしたことによる保湿力と肌のバリア機能改善効果の低下を、「ヒアルロン酸Na」と「グリシン」で補っている感じ。

「グリシン」が弱った肌(乾燥肌)に対して、肌のバリア機能改善が高いことを見ると、より敏感肌の人に向いた商品になったと思われる。

賞品の裏面の言い回しが「デリケート肌を考えた無添加・低刺激処方」から「乾燥しがちなデリケート肌も、うるおう素肌へ」へ変更され、より「乾燥」を強調した理由はたぶんこれ。

この価格でセラミドを維持しているのはすごい

多少、保湿力は落ちたかもしれないが、700円台でセラミドNGが入っているので、まだまだコスパは高いと言える。むしろ、今までがコスパ良すぎた説さえある。実際、セラミド配合の他の洗顔料は、やはり高い。

もしも、多少値段が高くなってもいいからセラミドNGがもっと欲しい、と考えてる人には以下がお勧め。

ファンケル 新ピュアモイスト 泡洗顔料

「カウブランド 泡の洗顔料」と同様、セラミド、ヒアルロン酸、アミノ酸の組み合わせで保湿力を高めている泡洗顔料。ただし、ファンケルの場合、ヒアルロン酸よりもセラミドの方が多く含まれているので、保湿効果はカウブランドの上位互換。

ただし、価格もカウブランドの上位互換。およそ倍の、150mlで1320円。高くてもセラミドが欲しい人はこっち。

リニューアル前を買いだめ推奨(ただし3年分)

2023年12月10日追記:さすがにっリニューアル前版は売り切れてた。

ぼくの結論として、「カウブランド 無添加泡の洗顔料」はリニューアル後も依然コスパが高い。リニューアル前のを追加で買って、なくなったらリニューアル後を継続予定。

2022年11月3日時点で、リニューアル前のものはAmazonでまだ売っていて、高い保湿成分を安く手に入れることができるので、リニューアル前が欲しい人は買いだめをお勧め。

ただし、3年で使い切れる量にすること。というのも、使用期限の書かれていない洗顔料は、3年間の品質保証が義務付けられており、逆を言えば3年以上は保証されないから。「カウブランド 無添加泡の洗顔料」には使用期限が書かれていなかったので、3年以上たったものは使わないのが安パイ。

価格の変動期だろうし、もっとコスパのいい商品が出た時の乗り換えに備えて、他のセラミド入り洗顔料の様子を見つつ過ごす。

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