このブログでは、コスパのいい海外産体組成計「Anker Eufy Smart Scale」ばかりを比較レビューしてきたけど、価格.comでは未だに国産の体組成計が上位。
ここまで上位に君臨するなら何かすごいところがあるのかなあと、比較しつつスペックを調べてみた。なお、数値は全部2023年12月時点。
ボディメイクには体組成計
ボディメイクをするためには、自分の体の状況を知ることがとても大切。自分の体の状況を知るためには、体組成計は必須。
国内二大体組成計メーカー「オムロン」と「タニタ」
で、国内で最も有名な体組成計メーカーが「オムロン」と「タニタ」。2023年12月時点で、価格.comの体組成計ランニング上位10製品の内、9製品が「オムロン」か「タニタ」。
完全に国産の体組成計業界を支配している。
オムロン
オムロン株式会社は、京都府京都市に本社を置く大手電機機器メーカー。
制御機器・FAシステム事業、電子部品事業、車載電装部品事業、社会システム事業、健康医療機器・サービス事業の5事業を展開している。
「成人病」が社会問題になって予防ニーズが高まった際、「家庭で血圧を測る」と言う文化を創造し、血圧計・活動量計・体重体組成計などの生活習慣改善製品やサービスを拡大している
タニタ
株式会社タニタは、東京都板橋区に本社を置く精密機器メーカー。
家庭用・業務用計量器を主軸に事業を展開している。
世界で初めて体内脂肪計や家庭用脂肪計付きヘルスメーターを発売し、以降も様々な特徴ある体組成計を販売している。
第1位「オムロン カラダスキャン HBF-255T」
価格.com第1位は「オムロン カラダスキャン HBF-255T」。
製品の位置づけとしては、Bluetooth通信機能を搭載して、スマートフォンでデータを簡単に管理・確認することができる体重体組成計。
発売日は2017年1月20日で、定価はオープン価格。公式通販サイトの価格は16,280円。
発売が7年前と言うこともあり、価格.comの最安値は6,282円。半額以下。
第2位「タニタ BC-768」
価格.com第2位は「タニタ BC-768」。
製品の位置づけとしては、スマートフォン通信(Bluetooth通信)対応エントリーモデルで、スマートフォンでデータを簡単に管理・確認することができる体重体組成計。
発売日は2019年4月1日で、定価はオープン価格。公式通販サイトの価格は10,978円。
価格.comの最安値は6,664円。オムロンと同じくらい。
スマホ対応のエントリーモデルが人気
ここからわかるのは、スマートフォン通信(Bluetooth通信)対応のアプリでデータを確認できる、安価な機種が人気だということ。
シンプルイズベスト。
「オムロン カラダスキャン HBF-255T」と「タニタ BC-768」の違い
「オムロン カラダスキャン HBF-255T」と「タニタ BC-768」の詳細なスペックは下記。
オムロン カラダスキャン HBF-255T | タニタ BC-768 | |
測定項目 | 7項目 | 8項目 |
ITOコーティング | × | × |
アプリ対応 | ○ ※OMRON connect | ○ ※ヘルスプラネット |
Bluetooth接続 | ○ | ○ |
Wi-Fi接続 | × | × |
登録可能人数 | 4人 | 5人 |
防水 | × | × |
ペット・赤ちゃん測定 | ○ | × |
アスリートモード | × | ○ |
アプリ連携 ※測定データを送信 | Appleのヘルスケア Google Fit Samsung Health | からだカルテ イートスマート Welby(ウェルビー) |
計量範囲 | 2~135kg | 0~150kg |
最小表示 | 50g単位(2~100kg) 100g単位(100~135kg) | 100g単位(0~100kg) 200g単位(100~150kg) |
計量精度 | ±100g(2~67.5kg) ±150g(67.5~100kg) ±300g(100~135kg) | ±200g(0~100kg) ±400g(100~150kg) |
立てかけ収納 | ○ | ○ |
サイズ | 約32.7 × 24.9 × 3.0cm | 約31.6 × 21.7 × 2.7cm |
重さ | 約1.7kg(電池含む) | 約1.5kg(電池含む) |
電源 | 単4系アルカリ乾電池 × 4 | 単4系アルカリ乾電池 × 4 |
価格(税込) | 6,282円 | 6,664円 |
計量については、ほとんど変わらない。しいていえば、オムロンの方が計量精度が高い。
タニタの方がサイズ感はコンパクトだけど、どちらも立て掛け収納に対応しているので、日常で違いを感じることはたぶんない。
「ああ、タニタの方が0.2kg軽いから、持ち運びが楽だわぁ」とか絶対ない。
測定項目
測定項目の差異は以下。
測定項目 | オムロン カラダスキャン HBF-255T | タニタ BC-768 |
体重(kg) | ○ | ○ |
体脂肪率(%) | ○ | ○ |
BMI | ○ | ○ |
水分量(%) | × | × |
基礎代謝量(kcal) | ○ | ○ |
内臓脂肪(レベル) | ○ | ○ |
体脂肪量(kg) | × | × |
除脂肪体重(kg) | × | × |
骨量(g) | × | ○ |
筋肉量(kg) | × | ○ |
心拍数(bpm) | × | × |
タンパク質(%) | × | × |
体内年齢(歳) | ○ | ○ |
骨格筋率(%) | ○ | × |
皮下脂肪率(%) | × | × |
タニタの方が、少しだけ測定できる項目が多いかな、程度。
というか、エントリーモデルを買う人は、骨量だとか骨格筋率だとか気にしない気がする。
5人以上の家族ならタニタ
選び方としては、登録可能人数が違うので、5人家族ならタニタ一択。
5人家族なのに4人しか測れなかったら、誰が測定するかで戦争が起きる。それは避けなければならない。
4人以下の家族ならデザインで決めればOK
4人以下なら、デザインで決めてOK。
測定項目を見ても、オムロンとタニタで気にするほどの差異はない。
育児中やペット飼育中ならオムロン?
オムロンは、赤ちゃん・ペット測定に対応している。
なので、育児中やペット飼育中の人ならオムロンを検討してもいいかもしれないが、赤ちゃんやペットの体重をそんなこまめに測る必要性があるとは思えない。
アスリートならタニタ?
タニタは、アスリートモードに対応している。
なので、全力で体を絞るアスリートならタニタを検討してもいいかもしれないが、アスリートモード使いたいくらい体のデータに気を使ってるなら、エントリーモデルではなく測定項目の多いハイスペックモデルを選んだほうがいいと思う。
デザインで決めればOK(再)
という訳で繰り返すけど、デザインで決めればOK。
オムロンはホワイト/ブラック/レッドの3色、タニタはパールホワイト/メタリックブラックの2色展開。
好きな色と見た目で決めてOK。
【国産の強み】立て掛け保管ができるのは国産ならでは
後、改めて国産の体組成計を調べて思ったのは、立て掛け保管できる国産の強みは計り知れないな、と。
部屋や洗面所にいつも床置き出来る環境であれば問題はないが、歩く時に邪魔だから隙間に立て掛け保管したい環境だと、国産一択。
ただし、エントリーモデルのみ
ただし、国産と言えども縦置き保管に対応しているのは、専らエントリーモデルのみ。
ハイスペックモデルの購入を検討しているなら、コスパのいいAnkerをやっぱり推す。
【参考記事】今回紹介した2製品より安い体組成計
国産に拘りなくて、立て掛け保管が不要で、もっと安いのが欲しいって人にはAnkerの「Eufy Smart Scale C1」がお勧め。
C1とP2 Proとの比較記事は以下。
【参考記事】エントリーモデルよりワンランク上の体組成計
どうせ買うなら、もっとスペックあげようかなって人は以下。