Twitterを見てたら、RIZAP監修の「chocoZAP(ちょこざっぷ)」なる24時間ジムがあることを知った。しかも月額2,980円(税込3,278円)。安い。真剣に入会しようか悩んだ結果、いったん見送った話をしたい。
ただ、入会しなかった理由は手近な店舗がなかっただけで、それさえあれば絶対に入会していた。
chocoZAPは格安の無人24時間ジム
「chocoZAP(ちょこざっぷ)」は月額2,980円(税込3,278円)で使える、24時間営業のフィットネスジム。ジムに常駐スタッフはおらず、無人店舗なのが特徴。ターゲットにしている客層は、運動嫌い・苦手な人らしい。
2022年9月時点の24時間営業のフィットネスジムの相場観は、「エニタイムフィットネス」のようなトレーニング器具のみのジムなら7,000円前後、「コナミスポーツクラブ」のようなプールやスタジオプログラムもついているジムは14,000円前後。月額3000円ちょっとのchocoZAPは、完全に価格破壊を起こしている。
chocoZAPの公式サイトは以下。
監修はRIZAP
そんなに安いのには何かからくりがあるんじゃないか、怪しい団体がバックについていているんじゃないのかと思ったが、chocoZAPはあのRIZAP監修。パーソナルトレーニングジム業界のナンバー1がついていた。これは驚き。
ごめん嘘。ZAPってついてた時点で、なんとなく察してた。
とにかく、chocoZAPには怪しい団体がバックについているとかはない。
安さの秘訣
ではどうしてここまで安くできるのかというと、他のフィットネスジムには当たり前に存在していたものがchocoZAPにはないから。人件費や設備費を徹底的に抑えて、低コスト化を図っているのだと想像できる。例えば、以下のようなものがない。
- 店舗に常駐するスタッフがいない
- 手続きがアプリ完結でスタッフの手間がない
- シャワー室や鍵付きロッカーがない
- タオルやウェアのレンタルがない
- フリーウェイト用の器具(ダンベルやバーベル)がない
ないない尽くし。
【利点】トレーニングだけでなくセルフエステ・脱毛もできる
そんなないない尽くしのchocoZAPには、他のフィットネスクラブにないものがある。あるある尽くし。
トレーニングマシンがある
chocoZAPには、トレーニングマシンがある。いやごめん、フィットネスジムなんだから、ないとおかしいんだけど。
公式サイトのトレーニング器具の使い方に乗っているマシンは以下。上半身の筋トレ、下半身の筋トレ、有酸素運動、それぞれ鍛えることができるマシンは網羅されている。
- ショルダープレス
- チェストプレス
- アブドミナル
- ラットプルダウン
- アームカール
- ディップス
- レッグプレス
- アダクション
- アブダクション
- トレッドミル
- エアロバイク
セルフエステのマシンがある
chocoZAPには、セルフエステマシンがある。ただし店舗による。セルフエステマシンがあるフィットネスジムはまだまだ少なく、かなり珍しいと思う。
エステマシンは「CELLZERO MAX」
エステについては、公式サイトの写真を見る限りエステマシンに「CELLZERO MAX」を採用している様子。「CELLZERO MAX」は、最近流行りの定額制セルフエステ店「じぶんdeエステ」にも採用されているエステマシン。ボディ用とフェイス用の2種類のラジオ波によるアプローチにより、ボディラインの引き締めや小顔効果が見込めるらしい。
ちなみに、「じぶんdeエステ」のオンラインショップで買える。
レンタルもできるらしい。
セルフ脱毛のマシンがある
chocoZAPには、セルフ脱毛マシンがある。ただし店舗による。セルフ脱毛マシンがあるフィットネスジムもまだまだ少なく、かなり珍しいと思う。
脱毛マシンは「SB CABIN2」と「CC SHOT PRO」
脱毛については、何の脱毛マシンを用意しているか、公式サイトには載っていなかった。が、口コミを見る限り、脱毛マシンには「SB CABIN2」とチョコザップオリジナルの「CC SHOT PRO」を採用している様子。
「SB CABIN2」の商品ページは以下。
「CC SHOT PRO」についてはchocoZAPオリジナルかつ2022年9月以降順次配備中らしいので、詳細不明。
【利点】入退会も入室もアプリで完結できる
また、入退会や入室は、アプリで完結している。
最初にも書いたが、チョコザップの入会は、アプリをインストールして、入会手続きをすれば終了。支払いもクレジットカードで、完璧なキャッシュレス。また、チョコザップのジムへの入室も、アプリのQRコードをかざして終了。未来を感じる。
【利点】リアルタイムで混雑状況が分かる
ぼくの一押しが、リアルタイムで混雑状況が分かること。
24時間営業のフィットネスジムを契約してた時の不満の一つが、ジムの混雑状況が見えないことだった。重い腰を上げて、フィットネスジムへ到着したと思ったら、使いたいトレーニング器具が軒並み埋まっていて、仕方なく空いている器具で我慢することが多々あった。
何時が空いてるだろうと、18時に行ったり、22時に行ったり、4時に行ったり、涙ぐましい努力をする必要がなくなるのは嬉しい。
【欠点】設備がバラバラ
ただし、欠点もある。一つが、設備が店舗によってバラバラなこと。
店舗によって、設置されているトレーニング器具が異なっていたり、エステや脱毛のマシンがなかったり、トイレがない店舗もある。え、トイレどうするの?近くのコンビニ?
例えば、2022年9月時点の店舗一覧を見ると、「chocoZAP 大久保」には11種類のトレーニング機器もトイレも併設されているが、「chocoZAP 神保町」には9種類のトレーニング機器しかなくてトイレもない。結構な差がある。
見学や体験利用もできないので、自分の通いたい店舗に使いたいトレーニング機器があるかは、事前に問い合わせて確認しておくのがいいと思う。
【欠点】店舗数がまだ少ない
後、個人的に致命的だったのが、店舗数の少なさ。2022年9月時点の店舗数は全国で100店舗少々と、まだまだ少ない。通いたいと思ったとき、自分の行動圏内に店舗がない可能性も高い。
ボディメイクでのジム通いにおいて、ジムに気軽に通えることは何より重要なので、今後の店舗拡大に期待したい。
いったん見送り、川崎駅前にできたら入会を検討する
で、色々調べた結果、ぼくはいったん入会を見送った。理由は、川崎駅周辺にchooZAPの店舗がないこと。
最寄りの鶴見まで行くと、往復で300円はかかる。2日に1回通うと仮定して、月に4,500円が交通費としてかかり、月にかかる料金が実質7,778円。ごめん、ならエニタイムフィットネス行く。シャワーもフリーウェイトスペースもついてるんだ。
とはいえ、それ以外は不満はなかった。口コミを見る限り、客層への不満が散見されたが、それは店舗に行って自分の目で見ればいい。なにより、合わないと思ったらすぐに解約すればいい。入会金、事務手数料、1か月分の料金を捨てる結果になったとしても、1万円しない。我慢できるレベル。1回入会してみるのに、何ら抵抗がない。
ぼくは入会を見送ったけど、近くにchocoZAPがある人は、検討してみてもいいかもしれない。コスパはとても良い。
【補足】入会を検討した結果
2023年6月に、川崎駅周辺にchocoZAPがOPENしたので、改めて入会を検討した記事は以下。